すいてんの備忘録

ただのびぼうろくのようだ

【作成中】すいてんのワクワク胡乱旅行記【2日目:伊豆高原】

1日目はこちら

2日目(6/4(日))

熱海駅伊豆高原駅

朝8時26分、熱海を出発。目指すは伊豆観光のポータル駅、伊豆高原駅である。

黒船電車、キンメ電車は海側の座席が窓に向くようになっている

9時17分、伊豆高原駅に到着。同駅内の施設による必要があるのだが、9時半オープンなので、それまで時間がある。

なので駅前にある足湯を楽しんだ。この足湯、4年前に来た時も入ったのだが、タオルを持ってきてなかったのでハンカチで足を拭く羽目になった。今回はタオル持参なので、いつでもどこでも足湯を楽しめる。

そうこうしているうちに9時半になったので、レンタサイクルを借りに行くことにした。「伊豆ぽた」は伊豆急行が運営するレンタサイクルで、すべての自転車が電動である。1日2,200円と京都の中心地レベルの値段がするのだが、他のレンタサイクルだと任意加入になりやすい保険に加入しているので、まあそのくらいはするだろう。ちなみに片道20km程度が目安らしい。

今日の足、自転車を借りたらまずは今日最初の目的地であるまぼろし博覧会を目指すのだが、この移動にもちょっとした工夫をする。

それがこちら、サイクルトレインだ。

一部の電車に限るが、自転車を追加料金なしでそのまま電車に載せることができる。乗り方も簡単で、その場で駅員さんに利用したい旨と降車駅を伝えてしばらく待つと、乗車位置が書いてある紙がもらえるので、それに従って自転車を載せるだけ。伊豆高原駅であればエレベーターも使えるので、移動も簡単である。サイクルトレイン近鉄きのくに線など全国各地の鉄道で行われているが、自前の自転車を載せる機会は絶対に来ないだろうという確信から、今回利用してみることにした。

というわけで熱海方面に2駅分戻り、富戸駅に到着。ここから自転車でまぼろし博覧会を目指す。

Google先生によれば、ここからとりあえず国道135号を目指して、太い道を行くとよいらしい。なかなかきつそうな坂だが、電動自転車なら問題ないだろう。アシスト最強モード、ギア2速にして、いざ出発!

 

……

 

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…………………

 

しんど…………………

 

道半ばでどうしても漕げなくなった。心臓がなくなりそうなくらいバクバク言ってる。

仕方ないので路肩に止め、落ち着くまで水分補給を行った。

あとから確認したが、この区間は2km進んで142m上がるため、勾配は7%となる。道路交通における「急勾配の坂」というのは6%以上を指すらしい(出典求)ので、そんなところに運動不足の人間が自転車でつっこんではいけなかったようだ。

 

休憩が功を奏したのか、そのあとはなんとかスムーズに登りきることができた。

上り切った後に見えた時に初めて目に入った光景がゴリラだった時の心情を述べよ。

 

まぼろし博覧会

着いたはいいが、この施設については極めて紹介しづらい。とりあえず公式HPの紹介を引用させていただく。

まぼろし博覧会とは
ニューカルチャーの聖地「まぼろし博覧会」は、静岡県伊東市伊豆高原にあります。お子様からお年寄りまで、みんなが無邪気な笑顔になれる「能天気」で「キモ可愛い」夢のパラダイスで、日々進化増殖しています。(敷地面積は甲子園球場や東京ドームのグラウンドと同じほど)

とにかく展示物品も、展示ジャンルも、ハチャメチャに多い。同じキャラクターのグッズを1か所に集めたオタクの祭壇というものがあるだろう。あれが施設内全域、上下左右前後に大量にある様を想像してもらえれば、概ねあっていると思う。

苦肉の策として、自分がこの博覧会で何を感じたかを理解していただくため、気になった展示物をランキング形式で紹介する。しばしお付き合い頂きたい。

第5位 便所紙神社

まぼろし博覧会内には、大量の神社がある。この時点で理解できないかもしれないが、ある。

便所紙神社もその中のひとつで、便所紙が祀られている。そこまでは良いのだが、左上にスパムみたいな短冊が下がっているのがポイントが高い。便所紙に、神社に、スパムだ。芸術点が非常に高い。ちなみに短冊もまぼろし博覧会の各地に大量に下がっている。

なお記載アカウントについて確認したが、自己肯定感がそんなに高そうには見えなかったので、晒しの可能性を考慮して非公開とした。ご了承いただきたい。

 

第4位 釜ヶ崎暴動神社&コロナ遺産神社

1961年に第1次が発生し、2008年に第24次暴動が発生して以降発生していない釜ヶ崎暴動と、2019年末から発生し、現在も様々な面で影響が続いている新型コロナウイルス。それらが同じ空間に並んでいる空間が美しい。

なお、コロナ遺産神社には「吉村イソジン」と「松井のカッパ」の文字が見られ、意図としては大阪繋がりと思われる。しかし、うちわに描かれている黄色い鳥ははばタンといって、兵庫県の国体キャラクターであることを申し添えておく。

第3位 公衆衛生博覧会エリア

中身は元祖国際秘宝館を中心とした展示になっており、なぜかここだけ18禁と明確に書かれている。今更感がすごいが。

で、どこが気に入ったかというと、門に書いてある文字である。2枚目の説明板を読んだ後に、1枚目の赤字を読んでほしい。私は悪い笑いが出た。

第2位 カオス雛の国

冒頭に引用した通り、まぼろし博覧会の展示物は日々増殖中である。この「カオス雛の国」も、寄贈された雛人形をまとめて置いたエリアであり、「現在制作中」とあった。どうなったら「完成」なのかはわからない。が、子供のおもちゃと子供のすこやかな成長を願う雛人形の組み合わせは、なんだかほっこりするものがある。

何が好きってこの二刀流女雛である。どう考えても強い。俺は強い女が好きなので2位にランクインした。

第1位 ストリップ劇場関係の展示

まぼろし博覧会は秘宝館のほかにも、ストリップ劇場文化にも力を入れている印象を受けた。ストリップ関係のエリアは現在鋭意制作中の『ストリップ記念館』という名のプレハブ小屋と、『昭和の時代を通り抜け』の一部に存在する。

『ストリップ記念館』の方は(現在も制作中とのことだが)制作初期の様子がNHKの番組「ドキュメント72時間」でも取り上げられており、2021年5月に営業を終了した『広島第一劇場』の看板を見て懐かしむ男性の姿が映されていた。中身としては、観劇の基本マナーの紹介から楽屋裏の再現、さらには「お立ち台」まで用意されており、靴を脱いで記念撮影も行うことが可能だ。

誤解の無いよう言っておくが、ストリップ劇場で本番行為が行われていたのは既に過去の話であり、現在客は踊り子に触れないような位置からショーを楽しみ(たまにチップを挟みに行けるタイムはある)、踊り子は衣装を着た状態でチェキ撮影タイムに移り、そこで客との交流を楽しむスタイルが一般的である。現在は学生料金や女性料金を設ける劇場もあり、広い世代に楽しんでほしいという業界の流れがあるように思える。かく言う私も1年ほど岐阜市柳ケ瀬まさご座に通った経験があり、踊り子たちが演目を考え、「脱ぐ」行為に特化した衣装を作成する熱い様に心酔していた。

この展示は、私のような「ちょっとストリップから足が遠のいている」人間を、どこかノスタルジックな気持ちにさせてくれる。私にとってはそれがストリップであっただけで、きっと人によってノスタルジックな気持ちになれる展示物は違うだろう。ぜひ、まぼろし博覧会の現地に赴き、あなたの思い出を探してほしい。きっと見つかるはずである。

あと車使えない人は素直に伊東駅から1時間1本のバスを使いましょう!国道は路肩狭くて結構自転車だと危ないです!

まさご座の写真を見つけて喜ぶ筆者

門脇吊り橋

現在時刻は正午前。さて、次はどこに行こう。サイクルポートで貰った地図を眺めた。

実は、筆者は旅行について予定は最低限しか立てない。というのも、今回の1日目のように予定は崩壊するものなので、崩壊する予定が無ければがっかりすることもない、という逃げの考えである。ということで今回はまぼろし博覧会以降の予定はすべて白紙である。

本当は大室山に行きたかったが、サイクルポートでしつこく「アップダウンが激しい区間です!」と警告されていた。既にさっき心臓がないなったので、大室山はやめた。

せっかく海沿いに来たんだし海見たいよな、ということで次の目的地は城ヶ崎海岸門脇吊り橋とした。

経路はこんな感じで、途中旅の駅ぐらんぱるぽーとを通る。ならばそこでお昼ご飯としよう。

旅の駅にも足湯があったが、ぬるかった

ここから伊豆高原駅方面に向かう道はずっとゆるやかな下り坂で、海沿いを目指すとさらに下っていくことになる。疲れた体には非常にらくちんな道であった。

若干道に迷いながらも、門脇の駐車場に到着した。ここから吊り橋までは徒歩になる。

かなり作りは強固な方の吊り橋だが、それでも海上特有の強風に吹かれて嫌な揺れ方をしている。そして海面からの高さは23mと結構高い。

渡った先には無骨な岩場の風景がそのまま残されており、手で伝いながら降りていくことになる。そこから振り返った吊り橋の風景がこの写真。

岩に打ち付ける大きな波の音、自然物の岩と植物、幾何学的な構造の吊り橋、どこを切り取っても美しい空間である。行った時には気付かなかったが、今思うと本能的に「理解が及ぶもの」を求めていたのかもしれない。

ただ座り込んで眺めているだけでもかなりリラックスできたので、オススメである。問題は観光ガイドHPのアクセス情報伊豆急行線城ヶ崎海岸駅から徒歩約35分なことかもしれない。

伊豆高原駅に戻る

(まだ書いてる)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すいてんのワクワク胡乱旅行記【計画~1日目:横浜】

出発日まで

5/19(金)まで

東京は遠い。新大阪→東京は新幹線で約2時間半、指定席で14,720円もかかる。他の交通手段もあるにはあるが、狭いとか疲れるとか、席ガチャの当たり外れが激しいとかで、結局費用対効果は新幹線が一番高いんじゃないかなと思ってる。

そんなわけで、私は首都圏に行くとき、2つ以上の用事を同時に済ませようと試みるし、少なくとも2泊はして満喫したいと思っている。前回4/29の幕張弾丸日帰りは「押しの物理グッズ」に端を発した大分特殊な例だ。

2023/04/29 推しの手作りこけしと手作りCD in ニコニコ超会議

そして今回私が首都圏カチコミを決めた理由は2つ。1つはアークナイツオンリー同人誌即売会『Arts in Sanity』の開催だ。開催日は6/3、開催地は横浜マリネリア、300スペース規模単独オンリー(!?)である。1月のリアイベでも思ったがアークナイツファンはどこに隠れているのだろう。

2023/01/08 アークナイツリアイベ ステージそっちのけで賭事に勤しむ模範的ドクターの集団

で、ここに3月開催のWEBオンリー『ノアの休日#3』超激烈にカワイイウィスパーレインを書いていた人がサークル参加されるということで、是非ご本を読みたいと思っていた。

しかしこれだけでは首都圏に行く理由にならない。知り合いのいない同人イベントなんて、1時間もしたらいたたまれなさに逃げるように脱出するだけのものだ。横浜は2年前に行ってるので、観光もそこまで優先度が高くない。

2021/05/29 横浜

で、そんなときに舞い込んできたのがインターネットカフェ『DiCE』と『雀魂』のコラボの続報だ。

コラボ自体は4/23には情報公開されており、開始日6/5と開催店舗は決まっていた。そして今回キービジュアルにゆずが採用されていたが、この絵柄でグッズが出るとは限らないため、あまり喜ばないようにしていた。

しかしここでアクリルキーホルダーとアクリルスタンドの販売が確定。

こうなる。

というのもこのコラボ、前年に引き続き第2回なのだが、前回はとんでもない勢いでグッズ(特にマグカップ)が捌けたらしく、各地で品切れが続出していた。各地の雀魂ファンは店舗twitterを睨みながら再販情報を見逃さないよう気を張っていたと言われている。なので乗り込むなら初日からとは思っていた。

なお、知らない人も多いようなので明記しておくが、DiCEの店舗展開はプロフィールにもある通り、東京都・神奈川県・埼玉県・宮城県・北海道であり、大阪どころか名古屋にも店舗はない。なので必然的に泊まりがけの遠征になるのだ。すいてんは去年宮城or札幌の旅行計画まで組んだが、体調悪化で頓挫している。あと飛行機って高いね!

 

さあそんなわけで、今のところ下記の予定が埋まった。

  • 6/3(土) 横浜でアークナイツオンリー
  • 6/5(月) DiCEコラボカフェ(首都圏のどこか)

じゃあ間の6/4は何をすればよいのかという話になる。まあ宿泊先を決めてから何をするか考えればいいかと思ったが、6/3~6/5の(安)宿が全く空いていない。

一応都内だと八王子とかが空いてたし、高尾山行ったことないからいいかもとかすっとんだ思考をしながら、マイマップを眺めていた。

www.google.com

このマイマップは、すいてんが行きたいな~~~と思ったスポットを、実現可能性の高低にかかわらず配置していくマップである。特に東北はスポットが多いわりに交通手段をまったく考慮していないため、おそらくいつまで経っても行けない。

そんなマイマップの首都圏近郊のピン立て状況はこんな感じである。

マイマップという観点から考えると、熱海か江の島の2択であった。日曜日の江の島とか絶対行きたくないので、この中ならまあ熱海だろう。

実は熱海・伊豆は4年前、大学時代の卒業旅行(日帰り)で行ったことがある。その時はシャボテン公園に行って熱海プリンを食べて、砂浜に立つ貫一とお宮の像を見たけど誰一人として金色夜叉を読んでいなかったりとかで、結構楽しかった。

2019/02/13 4人で食べた熱海プリン

マイマップ内でピンが立っているのは「熱海秘宝館」と「まぼろし博覧会」。いずれも人を誘ってはいけない(ダブルミーニング)施設であり、今回一人旅なのは確定しているので、再訪にはいい機会かもしれないと思った。

 

そんなわけで、熱海に宿をとり、横浜行きの新幹線もとった。今回旅行の初日の行程はこれである。

同人誌即売会では開幕ダッシュで壁サーの会場限定本を買いに行くとかそういうことはしないので、行列が捌けたあたりの開場1時間後あたりを狙っていくことが多い(あまり遅すぎるとサークルさんが帰ってしまうのが悩みの種である)。

また、「大阪→横浜が時間かかりすぎじゃない?」と思う人もいるだろうが、これはぷらっとこだまを利用するためである。ぷらっとこだまはその名の通り、特定駅間(こだましか停車しない駅は除く)の移動をこだま(指定席)にすることで、ちょっとお得になるシステムだ。概ね2,000円+ドリンク代程度安くなるのだが、移動時間は+1時間となるため、最速でも正午前着となる。今回は正午以降の到着で全く問題ないため、ぷらっとこだまを試してみるいい機会だと思い、選択した。今後大阪⇔東京の移動に耐えうる交通手段かをチェックする意味も含んでいる。

 

  • 6/3(土) 横浜でアークナイツオンリー
  • 6/4(日) 伊豆・熱海旅行
  • 6/5(月) DiCEコラボカフェ(首都圏のどこか)

 

5/29(月)

私が初日DiCE参加勢となったことで、お友達のニャンダーラ様が雀魂お絵描きマンを集めてオフ会をやらないかと提案してくれたので、もちろん快諾した。

www.youtube.com

で、このオフ会のだしものとして、雀魂推しカププレゼン大会をやりたいと提案があった。推しカププレゼン大会とは…語るまでもないだろう、推しカプのプレゼンを作って殴り合う大会である。

怪文書オタクプレゼンには一家言あるタイプのすいてん、これを快諾。締切まで1週間しかない上、土曜日以降は家にいないため全く作業ができないはずだが、快諾。

早速翌日から資料収集を行い、仕事をサボって作成を進めよう…と思った。

 

しかし、筆が全く進まないのだ。

全く納得のいく怪文書が出力されない。どうやら仕事で報告書を作成している時と、オタクで怪文書を作成している時とでは、使っている言語野の部分が全く違うようだ。ということは、平日には作業を全く進められないということになる。社畜は夜9時に家に帰ったらすぐ寝ないと寝不足になるのだ

 

ならば出先で作業する方法を考えなければならない。私物ノートPCはあるにはあるが、重すぎて持ち歩きたくないし、会社ノートPCでそんなことをしてはいけない。

とここで、天啓が降りてきた。

自遊空間横浜駅前店に、冒頭にも示した私の最推しVTuber、バーチャルいいゲーマーのA3POPが掲載中である。バーチャルいいゲーマーについて詳細は割愛するが、いいねRTで掲載権を争う企画に殴り込み、現時点で概ね全戦全勝中VTuberである。

そんな自遊空間新横浜店に、Office搭載PCのある席があった。ということは、推しを見に行きながら推しプレゼン作れるじゃん!

というわけで初日の移動経路を変更。確実に座れるようOffice席を予約した(6時間3,600円)。

 

  • 6/3(土) 横浜でアークナイツオンリー、新横浜でプレゼン作成
  • 6/4(日) 伊豆・熱海旅行
  • 6/5(月) DiCEコラボカフェin池袋

6/2(金)

出発前日、日本全国が新幹線が止まるレベルの大雨に見舞われていた。

それでもこの時点では、「まあ明日の昼着なら遅れつつも行けるでしょ」と、大変楽観的な思考だった。

ちなみにこの日は、オフ会主催のニャンダーラ様のyoutubeチャンネルでプレゼン大会前哨戦が実施された。テーマは推しカププレゼンと聞いていたが、自分×キャラクターの面から語る人があまりにも多く、若干自分のプレゼンに自信が無くなってきたが、まあ私が語らねば誰が語るのだという内容だったので、あまり気にしないことにした。

www.youtube.com

サムネイルに私の絵を使ってもらえましたので全人類見てください

 

1日目(6/3(土))

決断

プレゼン大会の興奮であまり寝付けず、朝5時に目が覚めてしまったので情報確認をしたところ

予約車両(8:54発)は無事運休になっていた。

この場合、ぷらっとこだま出発時刻前に取消操作を行う必要があるため、早速取消を実施。そうしたら次は代わりになる交通手段を考えなければいけない。

12時台からは「全車自由席のぞみ号」という心躍る編成が走るということで、最初は11時くらいに新大阪に行って並べばいいかと思っていた。しかしながら、おそらくは走り出してもダイヤはグシャグシャ、周囲にはイラついた大量の乗客、なんとなく着いた頃にはとてつもなく気疲れている自分が想像できた。旅行初日からそんなことをしてはいけない。

というわけで、出発日の朝8時、ひとつの決断を実施した。

「よし!横浜の予定ぜんぶ中止!」

こだま指定席が空いている一番早い便を予約し、熱海への直行を決めた。

この旅行の前提が瓦解した瞬間である。

ついでにイベントのチケット代(1,200円)と自遊空間の席料(3,600円)も吹き飛んだ。

新大阪出発~熱海到着

8時出発予定が13時出発になってしまったので、大幅に時間が空いてしまった。オタクプレゼンは家で作ることにし、ヤケクソでその様子を配信することにした。

www.twitch.tv

無事プレゼンも完成し、なんだかんだで家事も済ませられ、余裕を持って家を出ることができた。旅行ってやっぱり昼からのほうがいいのでは・・・?

案内表示板くんもこんらんしていた

予約したこだま号はのんびりと21分遅れで始発駅を発車した。そして、岐阜羽島手前辺りで新幹線の渋滞に巻き込まれた。

アナウンス「この先岐阜羽島から名古屋までの間、この列車の前に9本走行してます」
我「草」

どうやら新大阪から満杯の新幹線が名古屋駅に到着するため、名古屋駅の乗客が全く捌けない状態だったようだ。

新幹線は停車と発車を繰り返しながらゆっくり進んでいくのだが、ちょうど揖斐川の鉄橋の上で止まったのでウキウキで写真撮影をした。なんかもう時間に縛りが無いので、いくらでも遅れてくれて構わない。そんな心の余裕が出た1枚だ。

大雨後の水量の増えた河川と、その中でも意地でも流されない植生が美しい。

鬼門となっていた名古屋駅を出た後はのんびりと進み、結局97分遅れで熱海駅に到着、これにて1日目の旅程は終了した。

宿泊ホテルについて

今回利用したホテルはコンドミニアムホテルと言って、各部屋にキッチンや食器が備え付けられており、中長期ステイに向いたホテルだ。

朝食に持ち込んだベースブレッドを温めている

そしてホテルのフロントには、熱海・伊豆各地の観光パンフレットが大量に置いてあった。パンフレットには気持ち程度の割引券がついているため、気になっていた施設のものを片っ端から取っていった。

  • 熱海城(左端):熱海のランドマークだが、熱海に城があった史実はない胡乱な施設
  • 熱海秘宝館(左から2番目):伊香保の珍宝館と双璧を成す数少ない現役秘宝館。胡乱。
  • まぼろし博覧会(右から2番目):キモ可愛いパラダイス♪ニューカルチャーの聖地。間違いなく胡乱
  • 怪しい少年少女博物館(右端):まぼろし博覧会の姉妹館。多分胡乱。

伊豆は間違いなく魔境である。

 

2日目につづく

2019秋イベ【進撃!第二次作戦「南方作戦」】感想

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Atlanta。高角指差しポーズがシンプルながらもAtlantaらしさが出てていいですね

2019秋イベ【進撃!第二次作戦「南方作戦」】

基本情報

期間 :2019/11/30 ~2020/01/14

海域数:6

札数 :(※E-6は乙も札制限なし)

新艦 :(報酬艦3、ドロップ4(軽巡重巡、駆逐、海防))

 

突破難易度:甲甲甲甲丙乙

掘り成功艦:De Ruyter

掘り失敗艦:Houston(重)、秋霜(駆)、平戸(海)

 

 大規模作戦!突然鉄底海峡に方向転換する艦隊!そんなものは(割と)どうでもよかった。

大事なのは

 

Fletcherドロップチャンス

 

前回、ジングル作戦最終海域で、甲突破のカギとなったFletcher。正直彼女さえいれば甲突破も夢じゃなかったくらいの難易度だったと振り返る。

今回も引き続き最終海域で特効艦として名前が挙がり、今後特効艦としても、高い運によるCI要因としても、Fletcher級の無条件先制対潜攻撃要因としても、おそらく今後引っ張りだこになるであろう彼女が

 

ケージリセットで簡単に掘れる。(簡単とは言っていない)

 

というわけで鰯漁で大打撃を受けた資材をかなぐり捨てて、掘りに挑んだのである。

 

 12月21日

 12月24日

 

このざまである。

 

掘りとは自己満足でやるものである、とあるものは笑うだろう。

実際今回の新規掘り艦は、戦力的に見れば、ややパワー不足の海外重巡軽巡と、いくらでも替えが効く方の駆逐艦、そして数も増え、急いで入手する必要もなくなった海防艦である。

これらは特効艦にでもならない限りお呼びがかからない。

しかしFletcherは艦隊戦力に直結するレベルの重要な艦であることを、前回認識してしまったのである。

 

そして泣きながら掘り進めることさらに数日、翌日から帰省でしばらく手を付けられなくなると必死にPC前にかじりついたその日

 12月29日

 

Fletcher、降臨。

 

 

 半泣きで執念とともにひねり出したFletcher。

満足そうな顔をしながらPCから離れるすいてん提督であった......。

 

その後は報酬を見つつ、残弾薬がやばすぎたので甲丙乙と攻略、突破となりました。

 

【今回のイベントでよかった点】

・掘り艦が艦種的にさほど重要ではない。特殊艦艇は報酬艦に設定している。

18冬のТашкентのように、露骨に艦隊運営に影響してくる艦をドロップ限定にしてこなくなった。

また、掘り艦も前段海域に集中して設置し、高難易度の最終海域でわざわざ掘る苦労を無くした。

だからといって掘り艦がいるE5の難易度を上げてよい理由にはなっていないが。

・最終海域において、名誉以外で甲難易度を選ぶ理由がかなり少なくなった。

ここ最近難易度と報酬のバランスがかなり良くなってきた。

 

【悪かった点】

・掘りで詰まった俺に何も言う権利はない

E3で詰まった自分に今回のイベントのバランスがどうとか言う権利がない

正直後段の難易度は落としたらほぼストレートでクッソ楽だったので、

どこが悪いとか言いようがないんだよなぁ......。

強いて言うならE6のギミックは楽しくもないし面倒極まりなかったですが、まあこれから艦これくんは難易度を上げるためにこの方面に舵を切っていったんだなってことで1つ......。楽しいギミックってなんだよって聞かれたら困るけど

 

【今後の艦隊運営に対する課題】

困ったことがなかったので特になし

基地防空もストレートだったしFletcherは未改造でも最終海域で活躍してたし......。

 

全般的に対潜15ソナー入手とFletcher入手以外に特に印象に残らないイベントでしたね。

 

最初のイベント感想記事がこれでいいんですかね。

次回にご期待ください。それでは。

桑名旅行記(大福田寺、イオンモール桑名)

オリンピックイヤー・2020年開始。

そんな2020年最初の旅行先は、三重県桑名市となった。

 

桑名は我が親友(大学生、現在は名古屋に下宿中)の地元である。

元々は桑名で初詣を済ませた後、一緒にナガシマ(スケートリンク)に行く予定だった。

が、前日ナガシマ(ジャズドリーム)入りしていた彼女の

 

「年末年始人多すぎワロタ」

 

の報告を受け、協議を重ねた結果、1日桑名観光に行くことと相成った。

なお、半分くらいは年始の人混みを嫌った私のゴリ押しである。

決して未経験のスケートで醜態を晒すのが嫌だったとかじゃないからね!

またいつか行こうね!!

 

というわけで、2020年1月4日。

思ったよりかは空いている(というか6号車以外ガラガラと言ってよい)アーバンライナーに揺られること2時間弱。

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名駅西口(wikipediaより)

およそ特急停車駅とは思えない駅舎の名駅に到着。友人と合流。

(ここは裏口!表口(東口)はもっと都会! by友人)

ちなみに私、ほかの人と観光に出かけていると写真を撮るのを忘れがちになるため、今回記事内の写真はwikipediaオンリー(パブリックドメインまたはCC表示-継承3.0ライセンスに従います)です。ごめんちゃい。

 

で、合流後は初詣先の大福田寺へ。駅から延びる舗装に味のある緩やかな坂道を登る。

 

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大福田寺本堂(wikipediaより)

「桑名の聖天さん」とも呼ばれるこのお寺、本堂と阿弥陀堂阿弥陀様は本堂にいらっしゃったので阿弥陀堂ではないと思うが)、そしてその二棟を繋ぐ渡り廊下があり、全体的にこぢんまりとしながらも立派なお寺であった。

 

で、阿弥陀堂の中に私の気を引く仏像があった。それが三面大黒天である。

(画像なし)

全国的にも珍しいこの三面大黒天、その正体はというと、圓徳院(京都市。三面大黒天が安置されてるお寺の一つ)さんのHPによると以下のようにある。

「三面大黒天(さんめんだいこくてん)」は、たいへん珍しい大黒天・毘沙門天(びしゃもんてん)・弁財天(べんざいてん)の三天合体の尊像です。

 大黒天・毘沙門天・弁財天は、いずれも七福神の一柱である。

日本では仲良く宝船に乗っている絵をはじめとして七把一絡げに扱われるが、実際はヒンドゥー教、仏教、道教、そして神道の背景を持つ神様が入り乱れる、いわば事務所の違うアイドル同士のアイドルグループくらいカオスな集団なのである。

そんな、そもそもの出自の違う神様同士をくっつけて一つの仏像にしちゃれ!なんて発想が出てくるのは日本くらいのものであろう。そういう意味でこの仏像は日本文化を象徴する大変貴重な作品である。素直に拝んどきましょう。一尊で3尊分のご利益が期待できるから忙しい現代人にもぴったりですね。南無南無。

 

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多面多臂の神様と言えば阿修羅像もだよね(wikipediaより)

お参りも済ませ、おみくじを引き(二人揃って吉)、社務所にいたおっちゃんに干し柿を頂きその感想を伝えながら、次は歩いてイオンモール桑名に向かうことに。

 

余談。

友人に「干し柿はなぜ干したら甘くなるのか」を聞かれて答えられませんでした。

いま理由を調べましたが

・「渋柿」自体が「甘柿」(渋柿の突然変異種。秋に店頭に並ぶ、フルーツとしての柿)よりも糖度が高いのだが、タンニン(渋味の原因となる成分、甘柿にはこれがない)が含まれているため、そのまま食べると渋い。

・その渋柿を「干す(=乾燥させる)」ことによってタンニンが可溶性から不溶性に変わる(味覚は、舌が水溶液の性質によって刺激を受けることで感じられる。つまり、水に溶けない物質なら何が含まれていても味覚としては感じられない)。

・渋味がなくなる=高い糖度だけを感じられるようになる。

というメカニズムだそうです。

 

閑話休題

大福田寺を出て、目の前の坂道からイオンモール桑名まで歩く。

途中、地元民ならではのご近所話を聞きながら(土着話の大好きな私のリクエストである)、坂を超え、明らかに神社をよけて作られたY字路を左に進み、離合も大変そうな竹藪の中の道を通り抜け、ようやく視界が開けた。その目の前には見覚えのあるピンクの看板

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イオンモール桑名。今回は山から来たのでアングルは違うが。(wikipediaより)

イカル桑名イオンモール桑名。

 

1995年にマイカル桑名として開業。その後、マイカルの破綻、そしてイオンとの合併に伴い、2011年にイオンに名称変更、2015年にイオンモールとしてリニューアルされたという経歴を持つ、歴史あるショッピングモールである。

地元民の間では未だマイカルで通じるという。改名した施設が旧名称で呼ばれる話好きだからもっとしてほしい

 

私は各地のイオンモール巡りを趣味の一つとしている。

「ショッピングモールなんてどこも一緒でしょ?」とお思いの諸兄。それは違う。

テナントも、客層も、開かれているイベントもちょっとずつ違うのだ。

例えば、イオンモール桑名には、つい最近「トンデミ」という屋内アスレチック施設がオープンした。

料金表を見るとわかる通り、小学生以下の子供がいる家族に焦点を当てた施設である。

当然、その利用者層の多い地域に開店しないと採算がとれる訳がない。これだけ見ても、この地域が若い家族の多い場所だとわかるのである。

また、イオンモールは地元で活躍する団体にステージを用意してくれることが多い。私も学生時代イオン八事店さんには大変お世話になった。

催し物に出る地域色を楽しむのも、イオンモールの楽しみ方の一つである。

 

と、ここまで偉そうに語ってはいるものの、今回はジョーシンブックオフビレバン等、イオンモールならどこでも入ってるテナントを大いに楽しんだわけだが。

目的もなくモールのテナントをぶらついてひやかすのは楽しいし、それに乗ってくれる友人がいるのはもっと楽しい。本当にありがたかった。

 

その後はバスで桑名駅に戻った後、関西本線の普通電車で名古屋に。

何気にここの区間は乗ったことがなかったので、近鉄でなくこちらをチョイスしてくれた友人には感謝の極みである。

田んぼの中を進んでいたと思ったら突然単線区間に突入し、すれ違い待ちを行うという名古屋近郊のJRとは思えない路線でとても楽しかった。

 

……電車は相も変わらず313系だったが。

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313系。どうしてこうお前(JR東海)は塗装に対する多様性に根性がないんだ(wikipediaより)

以上、本年初の旅行報告書でした。今後もこんな感じで進めて参ります。よろしこ

ツイッタラー、ブログを再開する

twitterで逐一日常を報告できるようになって、そろそろ10年が経つ。

 

140字で即時的に日記が書けるようになり、一時的にブログの必要性は薄くなった。かくいう私も、twitterの人口が増えるに従い、わざわざブログ記事を書く必要性に疑問を感じ、ブログを閉鎖したことがある。

しかし、ログ検索機能の改悪、モーメント機能の改悪等、twitterは「トレンドに対する敏感性」を尖らせた一方、「何か1つのトピックを時系列順に振り替える」ことに、ここ数年で非常に弱くなったと感じる。

 

「前回の艦これのイベント、何かを反省点として挙げた気がするけど忘れた」

「ここに旅行行った気がするけど、それ去年だっけ、今年だっけ」

「この酒前買ったけどうまかったっけ、まずかったっけ」

などなど

歳をとって振り返りたいことは増えたが、大概が忘却の彼方なのである。

 

というわけでこのブログの目的としては

旅行記

・ゲーム記

・レビュー記

・(他雑記)

の、主に3トピックについて、飽きが来るまで執筆していくこととする。

 

なお書いてあることについての確実性は全く保証しないので念のため。

このブログはフィクションです